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タワーレコード特典「スパの唄」セルフライナーノーツ公開!

『はじまっている。』発売を記念してセックスマシーンに縁ある著名人から1曲づつライナーノーツを書いて頂こうというこの企画!!
 
 
今回は番外編として、タワーレコード特典となるセックスマシーンDr,ケンオガタのソロ楽曲「スパの唄」セルフライナーノーツ公開!

 

「スパの唄」

 

 

女性ってお風呂が長いよね。

 

男性なら誰しもが一度は思った事があるはず。

温泉に入りに行くなど特別なイベントでもない限り、男性にとってお風呂など、日常においてただの「やらなければいけない」メンテナンスの一項目である。

カラカラー!!パッシャンパッシャン!!フキフキー!!

である。

 

女性は風呂で何をモタモタしているのか?

こんな疑問からこの曲が生まれました。

半身浴、岩盤浴、凝った入浴剤、風呂にテレビ、スマホを持ち込んだり。

結局女性にとってお風呂というのは秘密基地。誰にも明け渡したくない最後の砦なんですよね。

男子中学生が公園の草むらにコッソリ拾ったエロ本をコレクションする。(大体エエとこまでいって掃除されてる)

学校の屋上へ続く誰も来ない階段の踊り場に、毎日飲んでいるピクニックの空パックを並べ、どれだけ貯まるかワクワクする。(大体エエとこまでいって掃除されてる)

そういう事なんです。

 

誰にも見せない生身の自分をさらけ出し、リセットする場所。

そんな秘密基地の心に染み込む感じ、危うさを曲という形にしたかった。

あてがう登場人物は90'sOL。月9黄金期のトレンディな雰囲気をもたせました。

曲調も月9感を意識しました。

 

風呂でなくスパ。

この辺の言い回しからも汲み取っていただけるのではないでしょうか。

世は時に無情。しかし秘密基地はいつだって優しく包み込むようにあなたを迎え入れてくれるのです。

あなたのとっておきの秘密基地でこの曲を聴いてみてください。

 

さぁ、湯船にお湯が入りましたよ。

 

Written by:ケンオガタ(セックスマシーン)

 

ケンオガタ:セックスマシーンをファンクバンドと勘違いし加入したファンキードラマー。楽器の話を素材から話す機材オタクな一面もある。左利き。